福留、西岡と共闘で虎に新風吹き込む!

 2人で虎を変える!阪神の福留孝介外野手(35)が新天地でのキャンプ前日の31日、西岡剛内野手(28)に共闘を呼び掛けた。ともに日本では優勝を経験し、昨季まで米国で挑戦を続けた移籍組。コンビを組んで2年連続Bクラスに沈む阪神に新しい風を吹き込む。

 日本での華々しい活躍を経て、メジャーに挑戦。マイナーでは苦労も味わった。そして今年は、ともにあえて逆境に飛びんだ。分かり合える部分は多い。阪神を常勝軍団にしよう‐。福留が西岡にコンビ結成を呼び掛けた。

 「彼も僕も移籍してきて知らない人もいるし、少しずつ会話をしてやっていきたい。1人より2人でやっていく方が何かと心強いと思う」

 キャンプ地の沖縄入りした30日。宿舎に到着した福留の部屋を最初にノックしたのは西岡だった。あいさつを兼ねた後輩の何気ない訪問がうれしかった。「一番最初に来たよ。何しに来たのか分からんけど」と、満面の笑顔で振り返った。

 2人は米国時代にも交流がある。試合後には食事をともにしたこともあった。「全く知らないということもないし、性格を理解しながら、いろいろな話をしていければいいと思う」。開幕までに十分に時間はある。個人的なこと、チームのこと…。低迷する阪神のためにアイデアを出し合っていくつもりだ。

 シーズンでも2人は右翼、二塁とポジションが近く、打順もともに打線の核を任される可能性が高い。“福西コンビ”の連係が強固となればなるほど、チームにとっては大きな武器となる。西岡も2人で共闘する重要性は理解している。「お互い(阪神で)1年目なので一緒に頑張っていきましょうと話した」と、大歓迎だった。

 福留はこの日、選手宿舎でのミーティングで初めて全員と顔を合わせてあいさつした。いよいよ、6年ぶりの日本球界でスタートラインに立つことを実感した。

 「やれることをしっかりして、まだやれるというところをアピールしないといけないし、そのために準備をしないといけない」。必要以上に気持ちを高揚させることもなく、落ち着いた様子だった。プロ15年目。地に足をつけ、力強く第一歩を踏み出す。

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