琴奨菊が子づくりにも“がぶり解禁”

 大相撲初場所で自身初、日本出身力士として10年ぶりの優勝を果たした大関琴奨菊(31)=佐渡ケ嶽=が25日、千葉県松戸市の同部屋で一夜明け会見を行った。春場所(3月13日初日・エディオンアリーナ大阪)では、3代目若乃花以来18年ぶりの和製横綱昇進に向けて、連続優勝での綱とりに挑戦する。自身32歳の誕生日の30日には都内で結婚披露宴を行うが、その後は祐未夫人(29)との子づくりにも“がぶり解禁”を宣言した。

 全ての和製力士10年分の悔しさを晴らしたヒーローへの熱は一夜明けても冷めなかった。テレビカメラ7台、報道陣70人が部屋に大挙、押し寄せた。琴奨菊は「優勝は世界がこんな変わるんだな、と思うくらい変わった。頑張ったから、ご褒美がある」と、優しい笑顔をはじけさせた。

 左膝、右肩の大けがに泣き、数場所前まで勝ち越すのもやっと。昨年、何度も引退を覚悟した。「負けてもいい」とさえ漏らすほど、どん底だったが、半年前から塩田宗広トレーナー(38)に本格師事。迷う気持ちを「勇気に変えてくれた」と“V字回復”した。

 支えてくれた周囲に最高の恩返しだ。天国の先代師匠(元横綱琴桜)、相撲を教わった祖父・一男さんに「いい報告ができた」と感謝。両親には「親孝行ができた」と喜んだ。

 30日には最愛の祐未夫人と結婚披露宴を挙げる。「部屋からストップがかかっていた」と苦笑する子づくりは「披露宴後になる」と解禁。「自分は子供が大好きなので、たくさん生むように頑張ります!!」と“ビッグダディー”宣言をした。

 当然、子づくりだけでなく、来場所の綱とりへも“がぶる”。30日には32歳。春場所で2場所連続優勝なら先代師匠(元横綱琴桜)と同じ年齢で横綱に昇進することになる。「もちろん、もう1つ上(の地位)がある。優勝にも、そこ(綱とり)にも臨んでいきたい」。菊はもうひと花もふた花も咲かせる。

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