阪神・茨木“開幕投手”起用応えた「気負うことなく」2回0封 藤川監督「非常にいい状態」成長ぶり評価

 「練習試合、日本ハム8-4阪神」(8日、エナジックスタジアム名護)

 阪神・茨木秀俊投手(21)が8日、開幕ローテ入りに向けて存在感を発揮した。今春初の対外試合となる練習試合・日本ハム戦(名護)に先発して2回1安打無失点。最速147キロの直球に変化球を交え、“開幕投手”の起用に応えた。藤川監督も「まだここから伸びますから」と伸びしろに言及。高卒4年目右腕が沖縄で、大きな成長曲線を描いていく。

 落ち着いた表情で、丁寧に投げ込んだ。超満員のスタンドから視線を受けても、浮足立つことはない。茨木がチーム初の対外試合で“開幕投手”を務め、堂々の2回1安打無失点。「本当に気合も入っていたけど、あまり気負うことなくマウンドに上がれたのは良かった」と表情を変えることなく振り返った。

 初回先頭の矢沢を145キロ直球で差し込み、三邪飛。1球で最初のアウトを奪った。続く奈良間に四球。2死一塁からエドポロに内野安打でつながれたが、万波をストレートで中飛に仕留めた。二回は2死から細川に四球を与えるも、チェンジアップで田宮を泳がせて投ゴロに料理した。

 相手に痛打されることなく、ピンチでも粘り腰を発揮。「真っすぐで押すところを押せた。そこは次につながるかなと思います」と自己分析した。“開幕投手”に起用し、投球を見守った藤川監督は「まだ、ここから伸びますから。昨年と比べて“現在地”が非常にいい状態であるということは間違いないですから」と成長ぶりを評価。「明日以降、いい状態に体が回復してくればホッとできますよね」と話した。

 高卒4年目の右腕は昨春キャンプ終盤、腰痛で離脱を余儀なくされた。1軍デビューは9月21日・ヤクルト戦。中継ぎで2回を無安打無失点に抑えた。昨季はウエスタン・リーグで6試合に登板して1勝3敗、防御率4・62。昨年11月から12月にかけては台湾ウインターリーグに参戦し、異国の地でレベルアップに励んできた。

 現状では目標である開幕ローテ入りに向け、伊原、早川、富田、今朝丸らと競争する立場。昨季のパ・リーグ2位チーム相手に見せた好投は、今後に大きな期待を抱かせる内容になった。

 一方、課題も明確だ。変化球が抜ける場面があり、打者9人のうち6人に対して初球がボールだった。「変化球も生かしたかったけど、ちょっとコントロールできなかった。もっと細かいところで上を目指していくにはストライクを取っていかないといけない。もっと精度を高めてやっていきたい」と向上心を燃やした茨木。故郷・北海道から遠く離れた南国で、着実に歩みを進めていく。

 ◆茨木 秀俊(いばらぎ・ひでとし)2004年6月8日生まれ、21歳。北海道出身。183センチ、87キロ。右投げ右打ち。投手。帝京長岡高から22年度ドラフトで阪神から4位指名。プロ初登板は25年9月21日・ヤクルト戦(神宮)。切れ味のあるストレートが武器。弟の佑太は育成選手としてロッテに所属。

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