あれから24年…芸能界、スポーツ界、それぞれの「1・17」

阪神・淡路大震災から24年が経過しました。町はすっかり復興しましたが、失われた命は戻ってはきませんし、今も心に傷を負った人もいます。決して風化させない…それぞれの思いで迎えた24回目の「1・17」。

公開日:2019.1.22

 「ボクシング・WBO世界ミニマム級タイトルマッチ」(2月26日、後楽園ホール)
 ボクシングのワタナベジムは17日、都内で、所属するWBO世界ミニマム級2位の谷口将隆(24)が、2月26日に東京・後楽園ホールで同級王者のビック・サルダール(28)=フィリピン=に挑戦すると発表した。

谷口将隆 2・26世界初挑戦!同門のライバル京口に「スゲー」と言わせたい

 神戸市垂水区出身で、24年前は阪神・淡路大震災で被災した。

谷口将隆 2・26世界初挑戦!同門のライバル京口に「スゲー」と言わせたい

 「自分では覚えていないが、実家が傾いたりして、子育て中の母は大変だったと聞いている。きょう発表できたことも何かの縁。勝って、こんなやつも神戸から出ているんだと知ってもらいたい」

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震災の日に生まれた照強 関取で初1・17白星「平成最後に勝ててよかった」

 「大相撲夏場所・5日目」(17日、両国国技館)
 阪神・淡路大震災当日の1995年1月17日に、震源地に近い兵庫県南あわじ市で生まれた東十両筆頭の照強(24)=伊勢ケ浜=が大翔鵬を破り、4勝目を挙げた。

震災の日に生まれた照強 関取で初1・17白星「平成最後に勝ててよかった」

 この日の朝は神棚の前で手を合わせた。被災者から応援の手紙が届くといい、「(震災当時は)生まれたばかりで知らないけど、手紙で伝わる部分があるので、ありがたい。この日だけ思い出すのではなくて、ありがたく思って、勝つことで1人でも2人でも喜んでくれればいいと思う」と感謝している。

震災の日に生まれた照強 関取で初1・17白星「平成最後に勝ててよかった」

 1月17日は新十両だった17年が黒星、18年は幕下で取組がなく、今年が関取では初の白星。「次は幕内で取れるようにしたい。平成最後(の1月17日)に勝てたのはよかった」と目を輝かせた。

震災の日に生まれた照強 関取で初1・17白星「平成最後に勝ててよかった」

24回目を迎えた「1・17」。決して忘れてはならない、あの日のこと。

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