「狭いところに閉じ込めてごめんな」新宿歌舞伎町で暮らしていた野良猫 葛藤する保護主にエール「寝顔に答えがある」

野良猫のたにゃちゃんは東京・新宿、歌舞伎町のラブホテル街の片隅で生きていました。そこは汚い場所で、眠らない街だから昼も夜も騒がしかった。たにゃさん(@kabukinoraneko)は仕事で使っていた駐車場でごはんをあげていたのですが、そこにビルが建設されることになったのを機に、たにゃちゃんを保護して飼うことにしました。

保護してホッとしたのですが、たにゃさんには葛藤がありました。「『自由な世界から狭いところに閉じ込めてごめんな』とも思うし、こんな姿を見るとこれで良かったのかなとも思うし、分からない。ただ狭いってのは努力で変えることができる。頑張って広々した部屋に引っ越せばいい。まだまだ俺たちはこれからだ。いくぜ!」とツイート。そこには陽の光に照らされ、すやすや眠る猫のたにゃちゃんが写っていました。

たにゃちゃんを見た人たちからは、

「広くて自由な冷たい世界と、小さな寝床の一眠り、果たしてどちらが幸せか…たにゃの寝顔に答えがある」

「意外にも猫ちゃんのテリトリーは、そんなに広くないから、大丈夫。それよりもしっかりと伝わる愛情を感じて、毎日暖かくて安心して眠れる、それが一番なんじゃないかな」

「いやいや、冷たくて危険がいっぱいの外暮らしから解放されてこの幸せそうな寝顔。ほっとします」

と、応援メッセージがたくさん届きました。

保護した飼い主さんに詳しいお話を聞きました。

ーー保護してから何ヶ月ですか。

「10月に一緒に暮らし始めたので、3ヶ月になります」

ーーたにゃちゃんは馴染んでいますか。

「自分なりに落ち着く場所を探して過ごしていて、リラックスできていると思います」

ーーそれでも迷うことがありますか。

「外をジィ~っと見ているたにゃを見ると思いますね。外がいいなって、どこか寂しい目に見える時があるんで。たまに野良猫ちゃんが通るんですけど、その子を見て羨ましいのかなぁ~って」

ーーでも、満たされていますよね。

「はい、体型もまん丸になってきました。外のように汚れないですし、きれいな白い毛に戻って、自慢です」

ーー今後、どうしたいと思いますか。

「せっかく知り合ったんだから、たにゃと何かしたいなって思っています。来月小さな飲食店を開業する予定です。たにゃを通じて保護猫活動や、色々知りました。なので、売上の一部を保護猫犬活動に寄付できたらなって。もちろん店主はたにゃ。なのでたにゃは相棒ですかね」

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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