昌子「何で追い付けんのや」 25歳“若武者”4年後リベンジ誓う
「ロシアW杯・1回戦、ベルギー3-2日本」(2日、ロストフナドヌー)
サッカーのW杯ロシア大会を戦う日本代表は2日(日本時間3日未明)、史上初の8強入りをかけて優勝候補のベルギーと対戦して2-3で敗れた。後半にMF原口元気(27)=ハノーバー、MF乾貴士(30)=ベティス=のゴールで2点を先行も、3失点を喫して逆転負け。西野朗監督(63)は「結果は残念の一言」と悔しさをにじませた。また今後の代表体制について、元ドイツ代表監督のユルゲン・クリンスマン氏(53)が次期監督の有力候補に浮上していることが判明。西野監督の続投案とともに協会内で検討が進められる。
試合終了の瞬間、DF昌子は膝をつき、ピッチを両手の拳で何度もたたいた。後半ロスタイムの相手カウンターに対し、CKで攻め上がっていた敵陣から懸命に追いかけ、ゴール前のシャドリに向かってスライディングタックルを仕掛けた。しかし、わずかに届かず「何で追い付けんのやろ、という悔しさ、ふがいなさが残った」と唇をかんだ。
体を張った守備で何度もピントをしのいできた。成長を実感できた大会でもある。「終わってすごい思うのは、日本を守れる男になりたいということ」。25歳の若武者は4年後のリベンジを誓った。