ハリルジャパンに求めるものは?

W杯2次予選日本-アフガニスタン戦が開催された埼玉スタジアムは2階席の空席が目立った=(撮影・堀内翔)
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 サッカー日本代表が24日、W杯ロシア大会アジア2次予選でアフガニスタンを相手に5-0で圧勝した。平日開催となったこの試合の観衆は4万8967人。ピッチレベルから取材した私は、大量得点以上にスタジアムの空席が印象に残った。ハリルホジッチ体制になって約1年、国内3試合目の2次予選で初めて観客数が5万人を下回った原因は平日開催、季節はずれの寒さだけではないように思えた。

 この試合、5得点のうち(1ゴールはOG)岡崎、清武、吉田は14年ブラジルW杯から代表に定着しており、ハリルホジッチ監督が指揮をとってから招集されるようになった選手で得点したのは金崎だけだった。

 同じようにスタメン出場し存在感は見せた原口、柏木も格下相手に無得点では万全アピールといえない。これでは前々監督ザッケローニ時代から主力選手が替わっていないとファン、サポーターは感じるのではないか?なでしこジャパンが世代交代に苦しみリオ五輪を逃したことを考えれば、W杯出場、上位進出は本田、香川の定位置を奪うような新戦力が必要なはずだ。

 試合後、全選手とタッチを交わしたハリルホジッチ監督だが、誰よりも言葉を交わしたのが未出場の本田だった。試合2日前に合流したエースを気づかってのことだが、この光景が代わり映えしない日本代表の象徴に思えてしまうのは私だけだろうか。(写真と文=デイリースポーツ・堀内翔)

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