アギーレ監督特命!パレスチナに偵察隊

 「アジア杯、日本-パレスチナ」(12日、オーストラリア)

 アジア杯で連覇を目指すサッカー日本代表のオーストラリア南東部セスノック合宿に帯同している、日本協会の霜田正浩技術委員長(47)が6日、1次リーグ初戦で対戦するパレスチナ代表の直前合宿に偵察スタッフを派遣していることを明らかにした。調整マッチに加え、通常の練習からも情報を集めて、必勝態勢を整える。この日、チームは選手の疲労を考慮し、完全オフとなった。

 アギーレ監督の特命を受けた“007”が、パレスチナ代表を徹底解剖する。セスノック市内で取材に応じた霜田技術委員長は、パレスチナの分析に「当然やっています」と語気を強めた。シドニーで直前合宿を行っているパレスチナの調整マッチはもちろん、練習にも偵察部隊を派遣していることを明かした。

 パレスチナとは過去に対戦経験もないだけに“未知の国”とも言える。アジア杯の組み合わせ抽選が決まって以降は、同杯予選や親善試合の映像、年末のドバイ合宿などの情報も集めているが、最新情報もきっちり収集。「あとは選手にどのタイミングで、どういう形で伝えるかになる」と同委員長は語る。

 FIFAランクは日本の54位に対して、パレスチナは113位と格下。だが、12月の親善試合では中国に0-0、ウズベキスタンに0-1と接戦を演じるなど力をつけてきており、霜田委員長は「前線に高くて速い選手もいる」と警戒感を強めた。5日もマレーシアの国内リーグ王者クラブと練習試合を行い、4-1と勝利。好調ぶりを示している。

 選手が口々にそろえる「初戦が最も重要」という言葉。パレスチナ撃破に全力を尽くし、アジア杯連覇に向けて好スタートを切りたいところだ。

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