連続無失点へ麻也“ケーヒル封じ”

 「サッカー日本代表合宿」(16日、大阪府内)

 サッカー日本代表は16日、年内最終戦となるオーストラリア戦に向けて大阪府内で合宿初日の練習を行い、冒頭15分間のみ公開された。ハビエル・アギーレ監督(55)就任後初のアジア勢との対戦。DF吉田麻也(26)=サウサンプトン=は現体制では初めての2試合連続完封へ意欲を示した。“宿敵”を抑え込み、連覇を目指すアジア杯へ弾みを付ける。

 アギーレジャパン初の2試合連続完封で年内最終戦を締めくくる。ホンジュラス戦を無失点で終えたDF吉田は「ピッチ内外でチームが落ち着いてきた」と手応えを口にした。

 オーストラリア戦は、連覇を目指すアジア杯への試金石となる。手の内を見せない選択肢もあり得るが、吉田は「守備に関して隠すことはない。より成熟させていきたい」と連係を深めることに重きを置いた。

 最も警戒するのは、吉田が「アジアで一番強いFW」と評したFWケーヒル。日本が過去に4得点を許した天敵だが、一方で吉田が対戦した2試合では無得点に抑え込んでいる。対策として「長いボールを蹴らせない。高いラインを保つ。セカンドボールを拾うこと」の3カ条を挙げた。

 ホンジュラス戦では約3年ぶりの代表戦ゴールも決めて波に乗る。「毎試合ゼロに抑えたいと思っている。いいアピールをしたい」と吉田。天敵を封じ、アジア杯へ弾みをつける。

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