武藤2発!アギーレ監督に猛アピール

 「J1、FC東京4-4浦和」(23日、味スタ)

 日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が視察したFC東京‐浦和で、FC東京の現役慶大生ルーキー、FW武藤嘉紀(22)が2得点を挙げる活躍を見せた。試合は4‐4で引き分け、浦和が首位を守った。川崎は0‐2で横浜Mに敗れて2位から4位に転落。鹿島はMF小笠原満男(35)の2得点の活躍などで清水に3‐1で逆転勝ちし、4連勝で3位に上がった。

 実力をアギーレ監督に見せつけた。3‐3で迎えた後半19分、武藤は浦和のDF槙野とペナルティーエリア付近で向き合うと、巧みなボールさばきで体半分マークをずらした。一瞬見えたシュートコースを逃さず、ゴールネットを揺らした。

 前半の1点目はスピードを生かして、平山のスルーパスに抜け出したもの。チームの先制点となったMF高橋のヘッドも、武藤が前線の守備から奪ったCKから生まれた。技術、スピード、守備とあらゆる面で持ち味を存分に発揮した。

 アギーレ監督が視察した3日前の天皇杯・松本戦は左太ももの打撲で欠場していた。2得点という最高の結果も「勝利のために動いてゴールを決めたんですけど、そのプレーを見てくれたらうれしい」と控えめに喜んだ。

 今季、慶大に籍を置いたままFC東京に加入。通算7得点目となり、これまでのクラブの新人最多得点記録6を更新した。FWでの起用に応えるため、左サイドからのシュートを繰り返し練習していた。この日の1点目はその特訓が生きた。

 日本代表は「憧れ」と話すが、今はチームの優勝しか考えていない。4‐4の引き分けと後半36分での交代を課題に挙げ、「次もやらないといけない。鹿島戦(30日)に集中したい」と前を向いた。

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