香川が帰国、3・5NZ戦を起爆剤に

 「国際親善試合、日本‐ニュージーランド」(5日、国立)

 サッカー日本代表のMF香川真司(24)=マンチェスター・ユナイテッド=が28日、キリンチャレンジ杯・ニュージーランド戦に出場するため英国から帰国した。3月3日から始まる代表合宿に先立ち、1日と2日は日本代表のスタッフとトレーニングを行い、試合に照準を合わせる。所属クラブで出場機会に恵まれないうっぷんを代表で晴らし、復調へのきっかけにする。

 表情は険しかった。香川はニュージーランド戦を「いろんな意味で大事になる」と位置づけた。所属するマンチェスター・ユナイテッドでは、リーグ戦は6試合連続で出番なし。25日に途中出場した欧州CL決勝トーナメント1回戦のオリンピアコス(ギリシャ)戦も0‐2で敗れた。

 リーグ戦は6位。リーグ杯、FA杯は敗退と不調にあえぐマンUにあって、さらに出場機会がないという二重苦にさらされている。香川は「試合に出て、チームとしても個人としてもいい結果を残してマンチェスターに戻りたい」と代表戦を起爆剤にしたいと考えている。

 日本協会もエース復活をサポートする。3月3日からの代表合宿に先駆けて、コンディショニング担当のスタッフがついて1日から2日間、香川のための“1人ミニキャンプ”を実施する。今週末のマンチェスター・シティーとのリーグ戦が延期になり、ほかの海外組より2日早く帰国できたことを最大限に活用する。

 さらに、現行の国立競技場での代表戦は今回が最後。08年7月に北京五輪の壮行試合・アルゼンチン戦などでプレーしている香川にとっても「すごく特別な場所」だ。W杯までは約3カ月半しかない。聖地で本来の姿を取り戻す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

日本代表バックナンバー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(日本代表バックナンバー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス