【長友の一問一答】ホッとしている

 「イタリアリーグ、インテル1‐0サッスオロ」(9日、ミラノ)

 サッカー日本代表DF長友佑都の所属するインテルがDFサムエルのヘディングで1-0と勝利を収めた。インテルにとって公式戦では昨年12月22日のミラノダービー以来7試合ぶり、1カ月半ぶりの勝ち星となった。フル出場した長友は後半35分、サムエルがカンパニャーロと交代した際、キャプテンマークを譲り受けた。

    ◇    ◇

 ‐7試合ぶりの公式戦の勝利となった。

 「本当に長いこと勝利できてなかったので、ホッとしている」

 ‐前の試合はユベントスということもあった。

 「チームの状況もうまくいく時は続かなくて、逆に悪い時もずっとは続かない。この勝てない時期に学ぶこともあり、自分自身よりトレーニングに集中でき、量的にもトレーニングができた。こうしていると自分の成長には絶対つながっていく。チームに貢献できるようになるかなと思っている」

 ‐学んだこととは?

 「自分の夢があるし、目標はまだまだ遠い。やっぱりその夢を叶えるためにポジティブに、どんなことがあってもぶれずに日々トレーニングに取り組む。やれることはそれだけ」

 ‐ミラノダービー以来、キャプテンマークをつけることが多い。ユベントス戦のような負けた試合でもファンに感謝している姿が見える。心得があるのか?

 「この大きなクラブを背負うという意味で、キャプテンマークをつけなければわからない責任感だったり、そういうものは強く感じる。サポーターの皆さんがいて、自分たちがいることを常に忘れてはいけない。どんなに自分たちの調子が悪くてブーイングが起ころうとも、汚い言葉が飛んでこようと、心の中にある感謝の気持ちを常に持たなければいけないと思っている。ユベントス戦で負けた後もみんなを引きつれてあいさつに行こうということで、ああいう姿勢は絶対、僕は大事だと思う」

 ‐久々にコンパクトで攻守ともによく機能しているインテルが見られた。

 「やっぱりユベントス戦でああいう負け方をして、監督もそうだしチーム自身もより引き締めてこの1週間できた。僕自身も今までにないくらいトレーニングに励み、自分をもっとレベルアップさせたいという気持ちが強い」

 ‐特に後半、よく走っていた。

 「そういう日々のトレーニング、培ってきたものは、やっぱりピッチで表せると今日確信した」

 ‐縦パスがよく入っていた。あそこで1列はがせることによって他の選手も上がりやすかっただろうし、後の展開も流れができていた。そういう点は意識して練習していたのか。

 「僕自身が、ゲームを作る立場になっていかないといけないとは思っている。今まで走って自分が使われる立場にいたが、これからは使われて自分も使うということが自分のレベルアップにつながる」

 ‐エルナネスやパラシオに出した縦パスは特に後半にあった。

 「常に遠くが見えているからサッカーも楽しいし、足元でボールをもらうということもそうだし、駆け引きの部分が楽しい」

 ‐チームとしても、後ろから組み立てていく時に縦パスが入ることによってスムーズになっている。サムエルとの関係とか。   

 「怖がらずに縦にチャレンジしていくという、そういう挑戦をしていかないと何も生まれないかなと思う。自分自身もチャレンジという部分はどんどん繰り返していきたい。ミスしてもいいから」

 ‐新しい選手が入ってきて刺激を受けたということもあるか。

 「もちろんある。僕のポジションにもいい選手、ダアンブロージョが来たし、気は抜けない」

 ‐今日はザッケローニ監督が観戦していた。話をしたか。

 「いや、話していない。しっかりといいプレーを見せられた(笑)」

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