あぁザックJ守備陣決壊 最終予選初黒星

 「W杯アジア最終予選、ヨルダン2-1日本」(26日、アンマン)

 ブラジル行きの切符がかかる大一番で、ザックジャパンの守備が決壊した。アジア相手の2失点は、11年1月25日のアジア杯・韓国戦以来で、今予選初の2失点。DF長友(インテル・ミラノ)を欠く中で、ゴールに鍵をかけることはできなかった。

 最初の悪夢は、スコアレスで折り返すと思われた前半ロスタイムだ。自軍左サイドのCKから、相手MFバニアテヤに強烈なヘディングをぶち込まれた。直前のカナダ戦でも食らったセットプレーで再び失点。沈痛な面持ちでハーフタイムに入ると、さらなる悲劇は後半15分。カウンターからDF吉田がFWハイルにぶっちぎられ、痛恨の失点。引き分けでもW杯出場権が決まる試合にもかかわらず、簡単に得点を許してしまった。

 DF吉田にとっては、因縁の相手にまたしても苦杯をなめた形だ。自身Aマッチ2試合目となった11年1月9日のアジア杯・ヨルダン戦。終了間際に代表初得点を挙げてドローとしたが、本職の守備では失点に絡み「守備では何もできなかった」。現在は英プレミアリーグ移籍も果たし「あの時とはすべてが変わったと思う」と話していたが、当時と同じヨルダンを相手に、成長を見せつけることはできなかった。

 “中東の笛”といわれる不可解な判定もない中でやられた2失点。敗戦を成長の糧としなければ、W杯本大会での躍進は遠い。

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