日本サッカー協会(JFA)は28日、元日本代表監督の岡田武史副会長(70)が任期途中の24日で辞任したと発表した。関係者によると今夏のワールドカップ(W杯)での一連の国際サッカー連盟(FIFA)を巡る問題と、日本協会の対応に不満があったという。
岡田氏はJFAを通じ「今回のW杯を巡る一連の対応については、私自身の信条との間に大きな隔たりがあり、それを一人のスポーツマンとして受け入れることができず、このたびの決断に至った」とコメントした。
W杯ではFIFAのインファンティノ会長と米トランプ大統領との緊密な関係や、米国選手の出場停止処分猶予などが問題となった。大会後には同会長がW杯の運営などを担う子会社設立計画を公表し、欧州サッカー連盟(UEFA)などの猛反発で取り下げた。
インファンティノ氏を巡ってはアジア・サッカー連盟(AFC)のサルマン会長が来年3月のFIFA会長選で再選を目指す同氏を支持すると表明。日本協会の宮本恒靖会長はAFCとの同調が「基本的な立ち位置」と話していたが、岡田氏はFIFAの現体制支持に賛同していなかった。
岡田氏の任期は2028年3月までだった。