J1で最下位に沈む東京Vは15日、都内で、ホーム開催となる次節の“東京ダービー”FC東京戦(17日、味の素スタジアム)に向けて非公開で調整した。就任2試合目に臨む相馬直樹監督(55)は「当然勝ちにこだわらなければいけない」と必勝を誓った。
就任から間もない中での一戦となった11日の広島戦は、後半に2点を奪われて敗戦。すでにルヴァン杯を敗退していたため、まとまった準備期間が生まれた今週はフルコートでの紅白戦などを実施し、選手の適性把握とチーム戦術の共有を深く進めたという。指揮官はその上で「今大事なことは、共有だけじゃなくて、成功体験。今回、東京ダービーって形にもなるので、たくさんお客さんも来てくれると思う。そういうところで達成できたら、本当に選手たちにとっても、自信になっていく」と、難敵相手の勝利で浮上のきっかけにする構えだ。
主力のMF森田はケガから練習に復帰。気になるダービーでの出場の見通しは「ご想像に。いろんな要素がありますので」と笑顔でかわした。森田は「まだ100%ではないかな」と不透明な現状を明かしつつも、ダービーへ気合。「どの試合でも勝ちを目指しますけど、特に負けられない試合。チーム全員で準備して、内容というよりは勝ち点3を取りたい」と力を込めた。
Jリーグの60クラブで唯一、開幕から勝利がない。厳しい現状だが指揮官は「残り29試合ある中で、この87ポイントはまだ失ってない」と闘志を燃やす。テーマは「限界を超える」。「全て、毎試合勝ちにいく。『もうそれ無理だよ』じゃない。最初から決めつけるんじゃなくて、一つ一つ勝つところから。まずはこの目の前の勝ち点3にどれどれ集中できるか」と強調。ダービーで今季初勝利を挙げ、反転攻勢ののろしを上げる。