今年からJリーグは8月開幕、翌年5月閉幕という「秋春制」に移行する。開幕まで空白の半年間を利用して昇降格ルールなしの特別大会「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」が6日から開催される。今季J1神戸に加入した元日本代表MF乾貴士(37)が開幕を前にデイリースポーツに来社し、意気込みを語った。
37歳の“サッカー少年”が新天地でもう一度、花を咲かせる。神戸に新加入した乾は「楽しみです。もう早く試合がしたい。しっかりコンディションを上げていって、このチームで戦いたいですね」と開幕を前に武者震いした。
DF酒井、MF武藤、FW大迫とは2018年W杯ロシア大会日本代表で共闘。8年の時を経て再び同じユニホームを着てプレーすることとなった。「やっぱり経験のある選手が多いので自分たちの判断でいろいろ変えたりできるチーム。そういうところが強いのかな」とタレント集団ならではのスタイルを実感。ベテランも多い中で「楽しいですよ、近い年齢の人がたくさんいるので」とすっかりチームにも溶け込んでいる。
キャリアを重ねても貫くモットーがサッカーを楽しむこと。「小学生の時は楽しんでいたじゃないですか。それをそのままやっている感じです」と童心を忘れない。元ブラジル代表FWロナウジーニョを例に出し「すごい楽しんでいる。楽しんだ方が勝ちじゃないですけど、見ている方にも楽しんでもらえるように」とはつらつとしたプレースタイルで神戸のファンを魅了する。
神戸に移籍したことで清水時代から交流のある阪神・岩崎優投手の存在も戦う原動力の一つ。同じ兵庫県を本拠地にするチームとなり「いっぱい見に行けますね。甲子園にも行きたいですし、ぜひ(神戸の試合にも)来てもらいたい」と現地観戦での交流に胸を躍らせ、「自分も頑張りたい」と刺激に変えた。
6日の開幕戦はサンガスタジアムで行われる京都戦。滋賀県出身の乾にとっては地元に近い場所での試合となり「友達も見に来てくれたりするので、自分自身も楽しみ」と心待ちにした。地域リーグラウンドは東西で分かれて実施され、神戸は西に所属するため、関西での試合も多くなる。「このハーフシーズンは特に(地元に)近い場所でやれる。関西でやれるというのはやっぱり楽しみです」と息巻いた。
「開幕で試合に出られたらそこがチャンス。しっかり結果を出したい」と背番号14。ベテランの経験を存分に発揮し、神戸に新たな化学反応を巻き起こす。