「皇后杯決勝、広島2-1INAC神戸」(1日、MUFGスタジアム)
終盤に勝ち越した広島が初優勝を果たした。INAC神戸は2年ぶり8度目の優勝を逃した。同大会の決勝がMUFGスタジアム(国立競技場)で元日開催されたのは14年ぶり。バックスタンド自由席が無料開放された中、観客は1万6527人だった。
広島は0-0の前半31分、左サイドからのクロスにFW李誠雅が頭で合わせて先制。ただ、その後はFW上野真実がPKを止められるなど、なかなか追加点を奪えない時間が続いた。
すると、後半21分、ゴール右前のこぼれ球に反応したINAC神戸の日本代表MF成宮唯が中央へパスを送ると、FW久保田真生に決められて同点に追いつかれる。そのまま延長戦突入がよぎった後半追加タイム、前線でボールを収めた上野からパスを受け取った日本代表FW中嶋淑乃が劇的な決勝ゴールを決めた。インタビューで中嶋は「めちゃくちゃうれしいです。体力的にも延長厳しかったので、ワンチャンスを狙ってました」と振り返った。
14年ぶりの元日決勝。新装された国立競技場では初開催となった。同試合では車いす席を含むバックスタンド自由席を無料開放。バックスタンドの1層、2層席は観客で埋め尽くされ、3層席も前方を中心に一定数の観客が熱戦を見守った。観客数は1万6527人で、14年前に男子の天皇杯前に開催された元日決勝の2万977人(同大会最多)には届かなかった。一方で、3063人だった昨年の決勝戦(エディオンピースウイング広島)からは大幅に増加となった。