本田圭佑 柿谷氏引退試合で真剣勝負「僕はこっちの方が好きなので楽しかった」家長との同期コンビにG大阪サポーターも歓喜
「柿谷曜一朗引退試合」(14日、ヨドコウ桜スタジアム)
今年1月に引退を表明した元日本代表FW柿谷曜一朗氏(35)の引退試合「THE LEGEND DERBY YOICHIRO KAKITANI LAST MAGIC」をC大阪の本拠地で開催。大阪ダービーを意識して、柿谷氏がプレーするC大阪にゆかりのあるメンバーによる「大阪ピンク」とG大阪の側「大阪ブルー」が対戦した。
いきなり存在感を見せつけたのがG大阪下部組織出身の大阪ブルーMF本田圭佑だ。開始3分にいきなり右足ボレーで先制ゴールを決めて、引退試合が本気モードであることをサポーターに伝えた。
前線でG大阪ジュニアユースの同期で生年月日も同じ家長昭博とホットラインを形成。「前提として僕はガンバにジュニアユースの3年間だけ。家長とはその時からの腐れ縁なので付き合いは古いです。一方でG大阪サポーターからすると、僕が今日ここに呼ばれていなかったとしても違和感はなく、たぶんうまく進んだと思います。結果的に呼んでいただいて、僕自身も楽しませてもらいました」と会場に多数駆け付けたG大阪サポーターを沸かせた。
後半の開始時点ではテクニカルエリアに立ち、監督としてチームを指揮。結果的に大阪ピンクに逆転を許す形となったが「引退試合としては珍しく主催者である曜一朗が真剣勝負をしたいと。なかなか珍しいスタイルだったので、負けてしまったけど、勝ってもいいやというつもりでやった試合。僕はこっちの方が好きなので楽しかった」と充実の表情を浮かべた。
1点を追う後半終了間際、本田が右足で同点を狙ったシュートを放ったが、山口蛍にクリアされた。劇的同点弾とはならなかったが、「右足はあんなもんです」と笑った。




