J1首位の鹿島は27日、茨城県鹿嶋市内で第37節の東京V戦(30日・味スタ)に向け、非公開で練習を行った。
2節を残し、2位に付ける柏との勝ち点差は1。油断できない状況だが、2016年以来9季ぶりのリーグ制覇は手の届くところにある。取材に応じたMF知念慶は「これまでタイトルが取れそうで取れない状況が続いてた。今年こそは!という思いはサポーター、スタッフからも感じる。そういう思いを背負って自分たちは責任感を持ってプレーしている。これから鹿島の時代にしていくために、絶対に取らないといけない」と覚悟をにじませた。
日本代表活動などによる3週間の中断期間は、練習試合を実施して課題修正に取り組んできた。鹿島が東京Vに勝利し、柏が新潟に敗れた場合でもVが決まるが、見据えるのは横浜M戦(12月6日、メルスタ)まで2連勝しての優勝。知念は「今節で決まるかもしれない状況ですけど、スタッフ含めて僕らはここで決まるとは思っていない」と気を引き締めつつ、「他力じゃなく、2連勝で自分たちの力でタイトルを取れるように。目の前の試合を全力でやっていきたい」と言葉に力を込めた。
今季から指揮を執る鬼木達監督は「勝つために何が必要かを選手が理解してくれているし、ただ勝てばいいというわけではない、というところに基準を置いているからこそ、この順位にいても誰も満足することなく向上心を持っていられている。それが今の鹿島」と、チームに浸透している空気感を語る。勝負の東京V戦に向けて「全てのことをやらないと簡単に点が入らない。いろんなバリエーションをもって攻撃をして、1つ2つ当たればいい。チャンスの数にはこだわりたい」と見据えた。