レアル・ソシエダードの久保建英 けがの状態「現状は50%」代表招集&ひとり暮らしの影響にも言及
スペイン1部リーグ、レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英が4日、記者会見を行い自身のけがの状態や代表招集が所属クラブに悪影響を与えているのではとの周囲の懸念について答えた。
足首の状況について、久保は「良くなっている。試合に戻ったということは自分がチームを助ける状況にあるということ。逆にピッチにいなければ、どれだけの努力をしてもそれが不可能だということになる」とした。ただし、直近については「練習を休み、様子を見ながらやっている。状態は50%だけど、それがある状況。いつもの状態になるのはいつか?分からない。それは君たち(取材陣)の意見次第」だとした。
日本代表への招集から戻った後の数試合で欠場したことについては「前回の招集から戻った時、けがは言われていたものよりも深刻だったが、ラ・レアルでの試合に全て出場したと思う。その後、代表へ行き、そこで回復するように努めた。なぜならクラブでプレーしている選手が代表に呼ばれるのは普通のことで、協会は僕を呼ぶ権利があり、クラブは断ることができないから」と説明。さらに「代表監督は最初の試合で僕を休ませ、2試合目(ブラジル戦)に出場したが、50分で交代した。そしてここへ戻り、試合前最後の練習で悪い体勢となった時に足首を痛めた。だから僕個人としてもチームとしても休んだほうが良いという判断をした」と言う。
けがの程度が重くなった時に振り返ったのは9月時点でのこと。「いろんなことを思い返し、レアル・マドリード戦とバルセロナ戦があった。こういう試合は選手なら誰でも出たいもので僕自身無理をしたが、もしかするとそこで間違っていたのかもしれない」という思いもある。とはいえ「いつだって僕はクラブに対して責任感を持ってやってきたし、ここへ来てから決して試合や多くの練習を欠かしたことはない」とクラブへの思いが少ないのではとの意見を否定した。
久保が本来の出来に達していないのは弟と母親が日本へ帰り、ひとり暮らしをするようになったからだとの意見についてもコメント。「家族にフォーカスが当てられるのは好きじゃない。いつだって僕は独り立ちしているし、自分のためにサッカーをしてきた。状況を良く知らない人たちがひとり暮らしをしていることで僕の活躍に悪影響を与えたというのは面白くない。このようなことが二度と起らないように願っている」とした。




