「明治安田Ｊ１、京都５－０岡山」（３０日、サンガスタジアム）

　神戸は前半３７分、ＭＦ武藤嘉紀（３３）が今季リーグ戦初ゴールを決め、１－０で横浜Ｍを下した。勝ち点５３として暫定２位に浮上した。前節首位の京都は５得点で岡山に圧勝。ＦＷラファエルエリアスの前半２得点などで優位に立った。４連勝で勝ち点５４に伸ばした。横浜ＦＣと東京Ｖは０－０で引き分けた。

　首位に立つ強さを見せつける、圧巻のゴールラッシュだった。京都は前線からの激しい守備でボールを奪い、強力な攻撃陣が躍動して５得点。前節でハットトリックを達成したＦＷラファエルエリアスは２ゴールを挙げ、得点ランキングトップに浮上した。

　高い強度を保ち、波状攻撃を見せた。前半１５分にラファエルエリアスの先制弾で勢いづくと、同２０分にＦＷ原がゴール。さらに３０分には、ペナルティーエリア内でラファエルエリアスがＤＦ２人をかわして３点目。前半だけで３点を奪い、リーグトップの総得点は早くも５０に到達した。

　４連勝をマークし、９戦負けなし。圧倒的な個人技を誇りながら「自分よりチーム」が口癖のラファエルエリアスを筆頭に、最前線から全員が連動して守るスタイルを存分に発揮している。チーム全体の１試合平均のスプリント回数は昨季に続いてリーグトップだ。京都が勝負の夏場を最高の形で締めくくった。