「天皇杯・準々決勝、神戸1(4PK2)1相模原」(27日、レモンガススタジアム平塚)
準々決勝4試合が行われ、J1勢のみが勝ち残った準決勝(11月16日)のカードは神戸-広島、町田-FC東京に決まった。前回王者の神戸はJ3相模原と対戦し、1-1からのPK戦を4-2で制した。町田は鹿島とのJ1上位対決に3-0で快勝し、初の4強入り。広島は名古屋を4-2で退け、FC東京は2-1で浦和に逆転勝ちした。
苦しみながらも勝ちきり、王者の意地を見せた。天皇杯で快進撃を続ける相模原に大苦戦を強いられるも、PK戦の末に撃破。吉田監督は「本当にタフなゲームだった。ただ、天皇杯は勝つことが大事。PK戦までキツい中でもしっかり戦ってくれた」と選手たちをたたえた。
相模原は3回戦で今年のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート準優勝のJ1川崎を破るなど、1回戦から上位カテゴリー相手に4連勝で駆け上がっていた難敵だった。連戦を見据え、FW大迫、FW武藤、DF酒井ら主力を温存して臨むも前半15分に失点。嫌な雰囲気が漂ったものの、同30分に加入後初先発のFW小松が「得意な形」と右サイドからのクロスに頭で合わせて追いついた。
延長でも決着がつかず、PK戦に突入。運も絡むといわれ、メンタル的には下位カテゴリーの方が有利に働くことも多い。それでも「(PK戦に入り)勝ったと思った」と余裕を見せたGK新井。1本目を止め、4本目は相手のミスを誘発し、吉田監督が「精神的支柱」と評価する36歳が勝利に導いた。昨季同様、複数タイトルを目指すシーズン。天皇杯2連覇へあと二つだ。