横浜M 主導権握られ4戦ぶり敗戦 降格圏脱出ならず 大島監督「終始、相手より上回るものを出せなかった」
「明治安田J1、東京V1-0横浜M」(9日、味の素スタジアム)
降格圏の18位から脱却を狙った横浜Mは東京Vに0-1で敗れた。勝ち点は21のまま。東京Vは勝ち点31とし、暫定で12位となった。浦和は横浜FCを2-1で下し勝ち点41に伸ばした。最下位の横浜FCは7連敗で同19で変わらなかった。福岡は川崎に5-2で大勝し、勝ち点35。川崎は同38から伸ばせなかった。
勝利を信じるアウェーのゴール裏から最後まで大きな声援が送られたが、ゴールネットを揺らせなかった。勝利すれば、1試合未消化だった第7節3月29日以来、暫定で約4カ月ぶりの降格圏脱出の可能性がある一戦だったが東京Vに完敗。リーグ戦4試合ぶりの黒星に大島監督は「悔しい。自分の未熟さを感じています」と肩を落とした。
前半だけで与えたコーナーキックは12本。試合開始から相手に試合を優位に進められ、何度もゴールを脅かされた。何とか無失点でしのぐも、後半17分に均衡を破られる。その後もペースを握れず「終始、相手より上回るものを出せなかった」と完敗を認めた。
開幕から2度の監督交代劇に見舞われるなど、クラブ初の降格危機に見舞われたが、今季3人目の指揮官となる大島監督のもと、徐々に軌道修正。直近3試合負けなしと上昇気流だった。だが、結果、内容ともに18位という現在地を再認識させられる敗戦に。「あれだけセットプレーを前半に与えていること自体問題がある。修正しないといけない」と指揮官。苦杯を糧にし、再スタートを切る。




