横浜Mの新加入アタッカー2人が早速練習に合流 大島監督「もちろん得点を取るところに期待」起用法についても言及
J1横浜Mが8日、20日の名古屋戦(日産)に向けて横須賀市内で練習を再開した。この日、ポルトガル2部アカデミコ・デ・ビゼウから完全移籍での加入が発表されたブラジル出身MFユーリアラウージョ(29)と、6日にJ2いわきから完全移籍での加入が発表されたFW谷村海那(27)の2人が早速合流した。
現在、J1最下位に沈みクラブ初のJ2降格の危機にある横浜M。苦境打破へ、頼もしい2人のアタッカーが加わった。ユーリアラウージョは別メニュー中心で調整。ブラジル出身のエウベルと話すなど時折笑顔も見せていた。谷村はボールを使った全体練習でセンターフォワードの位置で参加するなど、精力的に汗を流した。
横浜Mは5日の横浜FC戦後に、2年連続得点王のFWアンデルソンロペスが移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することを発表。それだけに大島監督も新加入の2人に期待を寄せる。「ユーリは、やっぱりロペが今までこんだけ点を取ってきたので、もちろん得点を取るところに期待しています。海那については、それぞれのカテゴリーでも、その得点力はもう証明してきているので。必ずマリノスでも取ってくれると思っています」。
谷村は昨季J2で18得点を記録。6月末までプレーしていたユーリアラウージョは、左利きで両ウイングを主戦場としており、昨季はリーグ戦30試合8得点を挙げている。
大島監督はそんな2人の起用法についても言及。「海那はセンターフォワードでのボックス内で、しっかり点を取れる選手。ユーリはもう両ワイドできると思いますし、状況、オプションによってはシャドーも。どこでもアクセントになる。何よりすごく献身的に攻撃の守備もアグレッシブにプレーしてる印象がある。やっぱ特に今すごくそういう部分が必要で、チームの力を与えてくれるんじゃないかなと思います」と話し、次節の名古屋戦での出場についても「もちろんチャンスがあれば」とうなずいた。




