宮代、山田、綱島が日本代表遅咲き初選出 国内でしのぎ削る00年生まれ3人が同タイミングで集結 W杯へ全力アピールだ
日本サッカー協会は3日、韓国で行われる東アジアE-1選手権に臨む男子日本代表を発表し、FW宮代大聖(25)=神戸=、FW山田新(25)=川崎=ら12人が初招集された。海外組ゼロの“Jリーグ選抜”26人で構成。国内組にとって、来年6月のワールドカップ(W杯)北中米大会に向けたアピールの場となる。千葉市内で会見したサッカー日本代表森保一監督は「日本代表の底上げができるように頑張っていきたい」と意気込んだ。日本は8日に香港代表、12日に中国代表、15日に韓国代表と対戦する。
海外組の代表常連組を脅かせるか。アピールの場となる3試合へ、国内で活躍する確かな実力者の顔ぶれが並んだ。「これまで招集したくても、なかなかできなかった素晴らしい選手」と森保監督。中でもサッカー界では“遅咲き”といえる2000年生まれ、いわゆるミレニアム世代から宮代、山田、DF綱島(東京V)の3人が同時に初選出を果たした。
同世代の中心にいたのは宮代だ。小学生時代から宮代と対戦経験のある綱島が「すごくうまかった。00世代では宮代選手を知らない人はいないくらい有名だった」と語れば、川崎の育成組織で同期だった山田は「自分が選ばれて、大聖がいるか、まずそこが気になった」と明かす。切磋琢磨(せっさたくま)してきた3人が、くしくも同タイミングで集結した。
中学時代から世代別代表を何度も経験してきた宮代にとって、25歳でようやくつかんだ初のA代表。「素直にうれしい気持ちと身が引き締まる思い」とコメントした。今季はチームトップの7得点と好調で「自身の強みを最大限発揮できるように頑張る」と代表でも得点に意欲を示す。
3年前の前回大会では、MVP&得点王に輝いた当時25歳の相馬(町田)がカタールW杯出場につなげた。約1年後に迫る北中米W杯メンバー入りの狭き門へ、結果を出せば年齢は関係ない。25歳の宮代ら00世代が全力でアピールする。



