最下位・横浜Mが3連敗 今季3人目の大島新監督も止められず「僕の力不足」 サポーターは涙、3戦連続無得点

 試合後、サポーターの声に耳を傾け、深々とお辞儀する主将の喜田(手前)ら横浜Mイレブン(撮影・吉澤敬太)
 前半、指示を出す横浜M・大島監督
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 「明治安田J1、横浜M0-3FC東京」(25日、日産スタジアム)

 大島秀夫新監督(45)体制の初戦となった最下位横浜Mだったが、FC東京に0-3で敗れ3連敗となった。FC東京は6試合ぶりの勝利で勝ち点23とし、一つ順位を上げて16位。川崎は新潟に3-1で快勝し、勝ち点35で5位に浮上。MF脇坂泰斗(30)がJ1通算200試合出場の節目で前半に先制ゴールを挙げ、その後もリードを広げた。新潟は同19のまま。

 3連敗を告げる笛が鳴ると、ゴール裏からブーイング。その後はチャントが響くも、涙を流すサポーターもいるなど悲愴(ひそう)感が漂った。監督としての初陣を勝利で飾れず、不退転の覚悟で臨んだ大島監督は「僕の力不足」と唇をかんだ。

 暫定で指揮を執った前節からFWでヤンマテウス、アンデルソンロペス、エウベルのブラジル人トリオを同時先発させる攻撃的な布陣を継続。それでも3試合連続無得点と結果につながらず。6月は公式戦4戦でノーゴールと得点力不足が深刻だ。今季わずか1得点のエース・アンデルソンロペスは「大島さんがわれわれに自信を持ってプレーしてこいと言ってくれているのに、応えられていない」と下を向いた。

 現実的な目標はクラブ初のJ2降格阻止。この日の相手は勝ち点6差で降格圏を争っていたFC東京で、何としても勝ちたい一戦だったが、逆に9差に広げられた。28日の次節は17位の湘南、その次の7月5日は19位横浜FCと落とせない試合が続く。「全員で歯を食いしばって上を向いていくしかない」と大島監督。一刻も早く光明を見いだしたい。

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