天皇杯連覇へ神戸が盤石4得点快勝発進 クリスマン初先発でオウンゴール誘発の高精度クロス 飯野は右SBで出場
「天皇杯・2回戦、神戸4-1高知」(11日、ノエビアスタジアム神戸)
昨年大会王者の神戸が初戦となる2回戦をものにし、天皇杯連覇へ好発進を決めた。
吉田監督が試合前日に「フレッシュなメンバーで戦うつもりでいるし、20人のベンチに入ってくる競争がチームにあるので、そういうところをアピールして欲しい選手がいる」と語っていたとおり、リーグ戦では出場機会の少なかった選手を多く起用した。今季途中加入のMFグスタボクリスマンが加入後初の先発出場を果たし、神戸では2列目が主戦場だった飯野が右サイドバックで出場するなど、今季ここまでのリーグ戦とは異なる布陣で挑んだ。
指揮官の思いに応えたのは前半9分。左CKを獲得し、キッカーのDF飯野はショートコーナーを選択。受けたクリスマンがゴール前へ高い精度のクロスを放った。ゴール前の混戦の末に、最後は相手DFが自陣ゴールに押し込む形となり、オウンゴールで神戸が先制した。
1-0で折り返した後半も主導権を譲ることはなかった。後半5分にFW佐々木が起点となって素早くカウンターに転じると、左サイドから縦に切り込んだMF汰木がゴール前に走ったFWエリキにクロス。悠々とゴールに流し込んで追加点を奪うと、同19分には高知の2度目のオウンゴールで3点目。同29分に1点を返されたが、39分には途中出場のDF広瀬がダメ押しの4点目を奪い、神戸が大勝を収めた。




