サッカースペイン1部リーグ、バルセロナのスペイン代表MFラミン・ヤマルが新たに2031年まで契約延長したが、それを祝う行事は7月以降に持ち越しとなった。正式発表はなされたものの、契約延長にお決まりとなっている会長や選手、スポーツディレクターらが揃っての記念撮影がないという異例のケースには、家族揃って祝いたいというヤマルの意向が反映されたのだという。バルセロナを拠点に展開するスポーツ紙エル・ムンド・デポルティボなどが伝えている。
報道によると、ヤマルが記念写真の撮影や公表を拒んだのは父方の祖母ファティマさんが旅行による不在のため。少年時代に欠かせない存在だった祖母や家族、友人らと記念写真を撮りたいと希望したという。今後スペイン代表に参加、18歳となり休暇に入り新シーズンへ向けた準備に入る7月13日ごろに改めて記念行事が行われることになっている。
ファティマさんは1990年にモロッコから単身でスペインへ渡り、日雇い仕事などをしながら後に5人の子供を呼び寄せたという。その中の1人がヤマルの父ムニールさん。ヤマルが誕生後も両親が離婚したこともあり家族の中で欠かせない存在であり続けた。そんな祖母にヤマルは家族が住む地域に新しく住む家をプレゼントしている。