好調のC大阪 上位浮上への鍵は守備 アウェー計12戦21失点 MF喜田は「記録を止められるように」と初の敵地無失点目指す
C大阪は28日、アウェーの埼玉スタジアムで浦和と対戦する。試合前日の27日はオンライン会見が行われ、アーサー・パパス監督とMF喜田陽が取材に応じた。
浦和出場のクラブW杯による変則日程で行われる一戦で、浦和とは今季2戦目になる。3月のホームでは1-1のドロー。パパス監督は「成功を収めてきた相手とまた対戦する。本当にスカッドも強くメンバーがそろっているし、よくコーチングされたチームだと思う」と相手の底力を警戒した。
一方、C大阪は公式戦直近6戦5勝と好調でリーグ8位に浮上し、21日のルヴァン杯・京都戦、24日のリーグ戦・福岡戦と連勝中。上位争いに名乗りを上げる上で、指揮官は「こういった相手にしっかり勝つ。そういったところが我々が上位を目指す上では大切になってくる」と浦和戦の重要性を強調した。
課題はアウェーでの守備面。パパス監督の掲げる攻撃性の高いサッカーが開幕から得点数に結び付いることに加え、4月中旬以降はシステム変更が功を奏し好調を維持。ただ、アウェーの公式戦計12戦で無失点試合はいまだなく、失点総数も計21失点とかさんでいる。
中盤で攻守両面の鍵を握る喜田は「常に無失点というのは意識してますけど、その記録が明日止められるように頑張ります」と力を込めつつ、「攻撃と守備はつながっていると思う。前にプレーすることで(自陣)ゴールから遠ざかるので、攻撃も大事」と相手を押し込むサッカーで完封するつもりだ。



