「明治安田J1、C大阪1-2町田」(29日、ヨドコウ桜スタジアム)
町田はC大阪を2-1で退け、5試合ぶりに勝利した。鹿島は横浜FCを3-0で下し、3連勝で勝ち点25に伸ばして首位に浮上。柏は細谷のゴールなどで名古屋に2-1で逆転勝ちし、同24として得失点差で2位。前節首位の京都はG大阪に1-2で敗れて同24で変わらず、3位に後退した。
終了のホイッスルの瞬間、それまでこわばっていた黒田監督の表情が和らいだ。一部週刊誌によるパワハラ騒動後、重なるように自身指揮下最長となるリーグ戦3連敗の泥沼に沈んでいた中で、ようやくつかんだ5戦ぶり白星。指揮官は「本当に精神的にもキツい期間ではあったけど、今後上昇していくきっかけになると思う」と安堵(あんど)した。
前半からチャンスはあったが、試合が動いたのは後半。黒田監督の采配がピタリと的中した。ゴール前の決定力や質を求めて、後半からFW呉世勲らを投入。すると同4分に、MF中山からの左クロスを収め、左足でゴール左を射抜いた。
チームとしても6日の川崎戦以来となる4戦ぶりの得点。今季全試合出場を続けながら無得点に苦しんでいたストライカーに待望の初ゴールが生まれると、同33分には左CKでFW相馬が送りこんだ球をDFドレシェビッチが押し込み、ダメ押しの2点目を決めた。
敵地で浮上のきっかけをつかみ、次節・鹿島戦(5月3日、カシマ)で連勝へ。「本当に長いトンネルとして感じられた。そういう意味ではきょうの勝利は大きい。休んでいる時間もないので、次の戦いに向けて準備したい」と勝利に貪欲な黒田監督らしさが戻っていた。