横浜M・ホーランド監督のスピード解任 西野ダイレクター「一つの失敗と認めざるを得ない」決定打は前節清水戦
J1横浜Mの中山昭宏代表取締役社長、西野努スポーティングダイレクターが19日、横須賀市内で会見を開き、スティーブ・ホーランド監督の解任理由などについて説明した。西野ダイレクターは「今年最初のプロジェクトの一つの失敗と認めざるを得ない状況ですし、この失敗をどう次につなげていくかが大事だと思っている」と話した。
就任わずか4カ月でのスピード解任の決定打となった試合は16日の清水戦。後半6分までに2点リードも、その後3失点を喫して逆転負けに終わっていた。西野ダイレクターは「やはり前節の負け方、結果。そして特に後半の内容、試合後の選手、チームの雰囲気。それが全てではありませんが、大きな事象であったことは否定できないです」と明かした。
クラブとしては、昨年のキューウェル監督に続く2年連続のシーズン途中での監督解任劇。進退の責任を問われた中山社長は「結果に対して私がどう責任を取るかというところは一つあります」と話した上で、「当然そういう話になればありえると思いますけども、タイミング含めて今はないです」と答えた。
ホーランド監督はリーグ戦開幕から11節を終えて、1勝5分5敗。J2降格圏の18位と低迷していた。18日からパトリック・キスノーボヘッドコーチが暫定的に指揮を執っており、後任を探している状況だという。



