サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)は11日に各地で東地区1次リーグ第7戦が行われ、J1神戸は今季初のホーム試合で上海海港(中国)と対戦する。10日は吉田孝行監督(47)とDF本多勇喜(34)がノエビアスタジアム神戸で前日会見に出席。引き分け以上なら自力、負けても他チームの結果次第で決勝トーナメント進出が確定するが、指揮官はあくまで勝利にこだわる姿勢を見せた。
神戸はこれまで6試合を消化し勝ち点13でリーグ3位。上海海港戦は勝ち点1以上で自力で決勝トーナメント進出が決まる。だが、吉田監督は引き分けに甘んじるのではなく、あくまで勝ちにこだわる。「自分たちらしいサッカーをして、勝ちにいくことにまずはフォーカスしなきゃいけない」と今季初のホームでの公式戦に気合を込めた。
8日の富士フイルム・スーパー杯・広島戦から始まった最大8連戦のまっただ中。沖縄キャンプで負傷者が続出し、苦しかったチーム状況も明るい兆しが見えつつある。0-2で敗れた連戦初戦は控え組や新戦力中心の先発メンバーだったが、指揮官は「いつ誰がとは言えないが、少しずつ戻ってこられる選手はいる状況」と明かす。
15日にはリーグ開幕の浦和戦(ノエスタ)も控えるが、「リーグのメンバーについても、まず明日の試合にしっかり勝ってから」と目の前の一戦に集中。今季初の白星をつかみ取り、アジアNo.1、そしてリーグ3連覇へ弾みをつける。