J1広島 王者・神戸撃破で弾みつける ジャーメイン&田中聡ら新戦力充実 佐々木主将「結果を出す」

 スーパー杯に向けて調整する田中聡(左から2人目)、ジャーメイン(右端)ら広島イレブン(撮影・畠山賢大)
 最後の調整をする佐々木主将
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 昨季リーグ2位のJ1・広島が7日、宮崎県宮崎市で行っていた2次キャンプを打ち上げた。トルコで行った1次キャンプも含め、約1カ月の準備期間を経て、昨季のリーグ覇者・神戸との富士フイルム・スーパーカップ(8日、国立競技場)から今シーズンが幕を開ける。新戦力のフィットも進み、満を持してスタートラインに立った。

 選手たちの明るい声がピッチに響いた。10年ぶりのリーグ優勝、各タイトル獲得を目指す戦いがいよいよ始まる。2025年の初陣の相手は昨季のリーグ王者・神戸だ。腕試しには最高の相手とのマッチアップを前に、主将のDF佐々木翔は「結果を出してより良いスタートを切りたい。そこにこだわる。チームとして向上していけるところをしっかり見せたいと思います」と声を張った。

 新たな顔ぶれからも充実感が漂った。クラブは今オフ、積極的な補強を敢行。昨季、磐田でリーグ3位となる19得点を挙げたFWジャーメイン良、22歳ながらベルギー1部でのプレー経験があり、湘南で昨季はJ優秀選手にも輝いたMF田中聡らが完全移籍で加入した。新戦力と既存選手の融合が今キャンプ最大の注目点となっていた。

 J屈指の選手層となった中、今キャンプのトレーニングマッチは6勝1分けという好成績を残した。得点源の期待がかかるジャーメインは連係面について、「実戦が多かったのでチームに早くなじめた。いい関係性でやれている」と笑顔。ボランチとしてボール奪取能力にたける田中聡は「サッカー漬けの毎日で、みんながすごく温かく迎え入れてくれて解け込めた。すごく良いチームだなと感じる」とうなずいた。

 この日は午前中に宮崎市内でトレーニングを行い、空路で決戦の地・東京へ移動。多くの実戦と午前と午後の2部練習で追い込むスキッベ監督流キャンプを走り抜けたイレブンからは自信と気合がみなぎっている。

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