上田綺世がCL初ゴール 出場8試合目で“待望”「遠かったのでうれしい」

 「欧州CL・1次リーグ、ベンフィカ1-3フェイエノールト」(23日、リスボン)

 第3戦が行われ、フェイエノールト(オランダ)のFW上田綺世(あやせ、26)は敵地のベンフィカ(ポルトガル)戦で前半12分にCL初ゴールとなる先制点を決めた。後半30分で交代し、3-1で勝ったチームは勝ち点6。セルティック(スコットランド)はアタランタ(イタリア)と0-0で引き分け、勝ち点4。FW前田大然は後半30分までプレーし、MF旗手怜央が退いた同23分から古橋亨梧が出場した。

 欧州CL出場8試合目にして待望の初ゴールを奪ったフェイエノールトの上田は、仲間に抱きつかれると感慨深げな笑みを浮かべた。第2戦ではPKの失敗もあり「初ゴールが遠かったので、うれしいし、ほっとしている」と率直に語った。

 前半12分に訪れた最初の好機。左を抜け出した味方のパスを中央で受けた。トラップも考えたが「思い切って振った。いい選択ができた」と、右足ダイレクトで放ったシュートが左に決まり、この先制点で強敵ベンフィカ撃破の流れをつくった。

 ライバルFWヒメネスの負傷で出番を増やし、クラブで公式戦3試合連続ゴール。その間に日本代表2試合で奮闘し、厳しい日程でも「試合に出続けることでパフォーマンスが良くなる感覚もある」と乗ってきた。

 ついに最高峰の舞台で得点し「継続してゴールにこだわっていきたい。けがなくプレーし続けて、結果を残すことを意識していく」と意欲満々。口ぶりには自信と意欲がみなぎった。

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