なでしこJは北朝鮮とドロー 急きょサウジ開催、過酷な状況も難敵相手に一丸で無失点

 前半、指示を出す池田監督(共同)
 後半に臨む女子日本代表(共同)
 後半、途中交代する熊谷(共同)
3枚

 「女子パリ五輪アジア最終予選、日本代表0-0北朝鮮代表」(24日、ジッダ)

 女子代表「なでしこジャパン」が今夏のパリ五輪出場を目指すアウェーでの戦いは、当初の平壌開催からサウジアラビアへ会場を変更されて実施された。

 前半は守備時に5バックのラインを敷いて守りを固めてくる北朝鮮に対して、ボールを保持しながらも日本は決定的な場面を作れない。

 それでも前半42分には、エリア内でFW田中美が左足でシュート。相手に当たって方向が変わるが、GKに左足一本でブロックされ、惜しくも先制点にはならなかった。

 後半は一転して北朝鮮が前線への圧力を強め、日本が劣勢を強いられる展開に変わる。池田監督は後半24分にアンカーの主将・熊谷に代えて18歳の谷川を起用するなど、選手交代での打開を図る。だが後半28分に右からのクロスを頭で合わされ、これはクロスバーに当たって難を逃れるが押し込まれる時間が続いた。

 試合終盤も北朝鮮が日本ゴールに迫るが、得点は許さず。3日前の開催地決定による移動や気温30度を超える過酷な状況の中で、日本も難敵相手に粘りを見せた。

 パリ五輪出場を懸けた第2戦は28日に東京・国立競技場で行われる。

 主将の熊谷は「自分たちがボールにプレッシャーかけることができなくなって、なかなか守備でしっかりマッチアップできなかった」と振り返り、「暑さもありながらで、第1戦勝ってホームに向かいたかったが、0-0で終わって、ホームで勝つことだけ考えて準備したい」と語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス