神戸の“親子鷹”GK前川、日本代表復帰に父・和也氏からは「おめでとうの一言。いつもどおりです」

 J1首位の神戸が5日、神戸市内で練習を公開し、日本代表に2年ぶりに復帰したGK前川黛也が代表初出場へ強い意欲を語った。「前回は出られなかった。今回は出たい。今年はより意識していた。毎年ずっと(代表を)意識していたけど、今年は日本代表の選考もテレビでしっかり見ていた」と、フル出場で首位チームの守護神を務めてきた自負をあふれさせた。

 17日のチュニジア戦は本拠地ノエビアスタジアム神戸で行う。「キャラも含めてサポーターの方々には愛情を受けてきた。ノエスタで元気な姿を代表で見せたい」と意気込んだ。

 デビューなら元日本代表GKの父・和也氏と父子2代で代表出場となる。父に報告するとラインで「おめでとう」の一言だけが返ってきたという。「父は小さい頃からサッカーはいつでもやめていいよ、というようなテンションなので。一喜一憂しないというか。悪い時もいい時もどんな時も変わらない対応。いつもどおりです」と、笑わせた。

 吉田孝行監督は「今年に入っても成長しているし、責任みたいなのが出てきたかな」と精神面の成長も実感する。本人も「日本を代表する選手が何人もいるチームでやらせてもらっている分、キーパーが最後尾で頼りないとチームが安心できない。自分自身も底上げしないといけないと意識している」と、うなずいた。

 定評のあるシュートストップもFW大迫勇也、武藤嘉紀ら一流がそろう神戸だからこそ磨かれた。「代表レベルのシュート。プロに入って7年間、(元ドイツ代表FW)ポドルスキ選手、(元スペイン代表MF)イニエスタ選手を含めて受けてきた。自分の中の幅が広がった。(ポドルスキは)シュートスピード、コース、蹴り分けが今までの中で一番うまかった。今もほぼ取れないけど、そこで立ってボールを受けたのが自分自身の財産。自信を持って入れている」と、代表でもひるむことはない。

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