サッカーの女子W杯で2大会ぶりに8強入りした日本代表「なでしこジャパン」は7日、準々決勝が行われるニュージーランドのオークランドで休養した。選手は宿舎で体をケアしたり、散歩したりして過ごした。11日の準々決勝で世界ランキング3位のスウェーデンと対戦。過去の対戦成績は日本の5勝3分け6敗。W杯では日本の1勝2敗。2021年の東京五輪準々決勝でも敗れた因縁の相手に、当時メンバーだったDF南萌華(ローマ)が雪辱へ気合を入れた。
南は「あのスウェーデン戦で何もできなかった」と言う。2021年の東京五輪、1-3で敗れた準々決勝。刻まれた悔しさが海外挑戦を決意させた。それから2年。因縁の相手と再び相まみえる。
自国開催の五輪の決勝トーナメント初戦。前半7分に相手のクロスに対してジャンプしたが、ボールにも相手にも触れず、頭上からスウェーデンの選手に強烈なヘディングシュートをたたき込まれた。当時22歳。身長172センチの南にとって、国内リーグではなかった「苦い経験」だった。「そこで守れないと、日本のゴールは守れない。強くならなきゃいけない」。代表戦で対峙(たいじ)する外国勢の強さやスピードを日常的に感じられる環境を求め、日本を飛び出した。
昨年7月にローマに加入。「外国人選手のレベルに自分の基準を持っていけている」と自らの成長を実感して今大会に臨んだ。
1次リーグは3試合連続無失点。ノルウェーとの決勝トーナメント1回戦では、長身選手との空中戦で対等に競り合った。日本のゴール前にはたくましさを増した背番号3の姿がある。