Ｊ１神戸は２８日、神戸市西区のいぶきの森球技場で練習を公開し、元神戸の日本代表ＦＷ古橋亨梧（２８）が、ＤＦ小林友希（２２）＝ともにセルティック＝と古巣にサプライズ“凱旋”した。リーグの７・１札幌戦（ノエスタ）が日本最終戦となる“師匠”アンドレス・イニエスタ（３９）に感謝とねぎらいを伝え、久々に師弟タッグで汗を流した。

　イニエスタは、退団前の最後のファン公開デーで練習前にあいさつ。「チームは素晴らしいシーズンを送っている。後半戦、皆さんの応援がチームの力になる」と呼びかけた。

　“花道”を前に軽快な動きを見せ、ミニゲームでは右足で鮮やかなゴール。ファンから一番の歓声を浴びた。練習後は３０分以上も写真撮影などに応じた。

　札幌戦では背番号「８」にちなみ、超ＶＩＰ８８８万円観戦チケットが販売。本人も万全をアピールし、いよいよ最後の時が迫る。

　起用法は明言されていないものの、２２日に本人は「明らかなのは、自分がその日はプレーすると思っている。ファンの前でお別れを告げるという意味でも、自分がプレーに値することは今までやってきた」と、ピッチで最後の勇姿を見せる意向を強調した。