川崎ルーキー山田新 連敗危機救うプロ初弾 「絶対にチャンスは来ると準備できていた」

※写真はイメージです
 後半、同点ゴールを決めた川崎・山田(手前)
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 「明治安田生命J1、鹿島1-2川崎」(25日、カシマスタジアム)

 屈辱の敗戦が目前に迫る中、ルーキーの一撃が川崎を救った。1点を追う後半44分。コーナーキックの混戦からFW家長昭博(36)が放ったボレーシュートはゴール右へ外れる軌道も、これに反応した途中出場の新人FW山田新(23)が右足を合わせて、ゴールへとたたき込んだ。

 苦しい展開だった。故障離脱などで主力を欠く中で前半5分に先制を許す。後半38分にはCBに入ったDF山村がレッドカードでの退場で10人となり、23年ぶりの開幕2連敗が現実味を帯びていた。

 その状況で生まれたプロ初ゴール。「フロンターレは数的不利になっても得点を奪えるチーム。絶対にチャンスは来ると準備できていた」と笑顔だった。

 この1点が流れを変える。後半ロスタイムで得たPKを家長が止められるも、やり直しの判定。2本目は決めて逆転に成功した。この日で通算400試合出場達成の家長は「あのゴールが入るか入らないかでチームの今後が変わってくる」と話す。その重圧をはね返しての今季初勝利。川崎の強さが表れていた。

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