「明治安田生命J1、川崎1-2横浜M」(17日、等々力陸上競技場)
30周年を迎えるJリーグが“神奈川ダービー”で開幕した。横浜Mが2-1で開幕戦4年ぶりの白星とした。
今季の第1号はMF西村拓真が決めた。前半4分。相手GKのパスをFWエウベルがヘディングでカット。そのボールを冷静に右足でゴール左隅に流し込んだ。11日の富士フイルムスーパーカップ・甲府戦に続く2戦連発にもなった。
西村は昨季10得点を挙げて優勝に貢献。昨年7月には日本代表にも初招集され、初出場だった香港戦では2ゴールを決めた。同11、12月のW杯カタール大会のメンバーにこそ選出されなかったが、メンバー入りを狙う今年3月の代表活動へ大きなアピールとなる一撃をいきなり見せた。
横浜Mは王者となった昨季から今オフにはMVPに輝いたMF岩田智輝がスコットランド1部のセルティックへ、昨季全試合に出場したGK高丘陽平も移籍準備のため離脱。攻撃陣も11得点のレオセアラ、19年の得点王&MVPのFW仲川が他クラブに移籍し、主力級が抜けた。
それでも、マスカット監督は「スタイルは何も変えることなく今シーズンも貫いていく」と攻撃的なサッカーは変えることなく臨んだ。言葉通り同38分にはFWエウベルがコーナーキックの流れから追加点を奪った。
守備でも先発に抜てきされたGKオビ・パウエル・オビンナが同19分に相手FWとの一対一のピンチをストップ。後半に1失点したものの昨季の計70得点で1試合平均2得点以上の攻撃力、失点も35でリーグ最少と際立った強さが今季も健在であることを示した。
横浜Mにとって開幕戦に限れば川崎に初勝利。4年ぶりのリーグ開幕白星でもあり、03、04年以来の連覇へ最高のスタートを切った。