負傷者続くJ1神戸でボージャンが復帰 7月に左膝手術 福岡戦の出場にも意欲

 復帰への手応えを語る神戸FWボージャン(右)
 福岡戦について語る神戸・吉田監督
 別調整する神戸MFイニエスタ
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 J1神戸が27日、神戸市西区のいぶきの森球技場でファンクラブ一部会員に向けた公開練習を実施。7月に左膝内側半月板損傷の手術を行った元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ(32)はフルメニューをこなし、次節福岡戦(10月1日・ベススタ)での復帰へ意欲を見せた。

 ボージャンは7月13日の天皇杯4回戦で負傷。左膝内側半月板損傷の診断で、バルセロナに一時帰国して同月22日に手術を行った。全治は約12週間の見込みと発表され、2週前からようやく全体練習に復帰。25日にノエビアスタジアム神戸で実施した紅白戦ではゴールを決めるなど、控え組の勝利に貢献した。

 負傷について「天皇杯の最後プレーした試合でシュートの動作をした時にちょっと膝に音がして、それをバルセロナのドクターにも診てもらったら、少し半月板に損傷があるから手術を勧められた」と説明。「スタートから90分、100%で行けと言われたらまだそこには到達していないと思いますけれど、チャンスをもらえれば試合に出て時間を積み重ねていくコンディションは整っています」と福岡戦に出場できる状態にあると明言した。

 チームは18日のG大阪戦(ノエスタ)に2-1で逆転勝利して13位に浮上。14位福岡との一戦は残留へ大きな意味を持つ。「ここまで来てしまうと戦術的なところやフィジカル的なところはあまりもう意味をなさないと思っている。本当にメンタル面での覚悟というところになってくる。ガンバ戦は残りの試合を戦うための良い指標になると思います。0-1で難しい状況、残留争いをしている相手に負けてしまうとまずいあの状況で逆転できたということは本当に大きかった。あの試合を勝てたのは戦術でもフィジカルでもなかったと思います。あの状況で自分たちを信じて難しい状況をひっくり返せたこと。その気持ちを忘れずにやっていくことが重要」とメンタル面を強調した。

 ボージャンは復帰したが、離脱者は少なくない。G大阪戦で負傷交代したDFマテウス・トゥーレル、25日の紅白戦で負傷退場したMF飯野七聖は別調整。吉田孝行監督は「簡単なけがではない」と長引くことを示唆した。MFアンドレス・イニエスタもボールを使いながらのウオーキング程度の別調整で復帰にはまだ時間がかかる模様となっている。

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