スペイン女子代表15選手が招集拒否 監督との緊張関係は継続

 サッカー女子スペイン代表に選出された15選手が、10月の国際試合週間へ向けた招集を拒否した。ホルヘ・ビルダ監督との関係に「感情と健康面の状態から悪影響があり、状況が変わらない限り」は代表に戻らないとしている。同代表では以前から主要メンバーが監督交代を要求しており、事態が悪化していることをうかがわせている。マルカ、アスなどスペイン各紙が23日までに報じた。

 現地報道によると15選手はバルセロナ、レアル・ソシエダード、アトレティコ・マドリード、アスレティック・ビルバオ、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドに所属する選手たち。昨年の女子バロンドール、今年のUEFA女子年間最優秀選手に選ばれたアレクシア・プテリャス(バルセロナ)は負傷中のため入っていないが、第3主将のパトリ・ギハロ(バルセロナ)も名を連ねている。

 とはいえスペイン連盟はあくまで2024年までの契約が残るビルダ監督を続投させる方針。23日の公式声明では、15選手の扱いについて「今後誤りを認め、謝罪した時にのみ戻ることになる」と〝代表追放〟とも受け取れる強硬な姿勢をみせている。

 スペイン代表はすでに来年開催のW杯への出場を決めており、10月には7日(スウェーデン戦)、11日(米国戦)の親善試合2試合を控えている。

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