「明治安田生命J1、FC東京2-0京都」(18日、国立競技場)
W杯カタール大会(11月開幕)で史上初の女性審判員6人の中に選ばれている山下良美審判員(36)が18日、J1のFC東京-京都(東京・国立競技場)で主審を務めた。J1で女性が主審を担当するのは初めて。
5万994人の大観衆を前にも動じることなく、毅然とした姿勢で試合を進めた。計3度のイエローカードを提示したが、大きな混乱もなかった。
FC東京の日本代表DF長友佑都(36)は「素晴らしかった。初めてとは思えない、堂々としたコントロールをしてくれた。試合も荒れず、ありがたいなと思いました」とねぎらいの言葉を送った。アルベル監督からは山下主審への〝協力〟を求められたという。長友は「選手もジャッジに対して熱くなる部分もあるので、感情のコントロールをして、しっかりと審判に寄り添う、ともに試合を進めるという気持ちだった」と振り返った。
京都の曹貴裁監督(53)は「非常に努力をされてこの場に立たれた方だと思う。サッカー界においても明るいものを一つ達成した。堂々と笛を吹かれたというのは、サッカー界にとっても社会にとっても喜ばしいこと」と賛辞を並べた。
山下審判員は日本の女性審判員の先駆者で、男子の試合では21年にJ3、22年にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)とJ2で、いずれも女性として初めて笛を吹いた。