「明治安田生命J3、愛媛3-2今治」(10日、ニンジニアスタジアム)
愛媛県を拠点とするJ3愛媛と今治の2クラブで争われる“伊予決戦”第2戦が行われ、愛媛が逆転勝利で対戦通算を1勝1敗のタイとした。
勝利の立役者はここまでチーム最多得点を挙げていたFW松田だ。前半を1点リードで折り返したものの、後半開始早々、セットプレーから立て続けに失点し逆転を許した。
しかし、ここから松田がゴールへ襲いかかった。12分、MF近藤のシュートのこぼれ球に反応し、頭で押し込んで同点。21分にはカウンターからゴール前、フリーでパスを受けると、落ち着いて右足で流し込んだ。劇弾を決めた後は「(選手が)誰も寄ってきてくれなかったから」と冗談めかしたが、ゴール裏のサポーターのもとへ直行し、喜びを分かち合った。
この日の決戦にはクラブのホーム観客歴代6位となる9126人が集結。松田は0-2で敗戦した第1戦を振り返りつつ、「前は何もできなかったが、終盤戦、こういう試合ができた。この勝ちは相当価値があると思う」と、喜びを語った。
試合終了時点で、J2自動昇格圏内の2位との勝ち点差は9。石丸監督は「首の皮一枚つながった状態に変わりはない」と気を引き締め、DF前野は「僕らは残り試合を全部勝つつもりでいる覚悟を持ってやりきりたい」と、表情を引き締めた。残り10試合、勝利だけを目指す。