「練習試合、Ｕ－２１日本代表候補０－２全日本大学選抜」（１１日、千葉県内）

　２０２４年パリ五輪世代のＵ－２１（２１歳以下）日本代表候補は合宿最終日の１１日、千葉県内で全日本大学選抜と練習試合（３５分×２本）を行い、０－２で敗れた。

　来月のＵ－２３アジアカップ（ウズベキスタン）に向けたメンバー選考が主な目的だが、同世代の大学生に後れを取った事実は残った。大岩剛監督（４９）は「非常に反省すべき結果」と振り返り、ＭＦ松木玖生（１９）＝ＦＣ東京＝も「勝ち切ることができなかった悔しさはある」と唇をかんだ。

　松木は１本目に左インサイドハーフで出場。「自分に求められているのはゴールに関わるプレー」と自覚する１９歳は積極的に前線に絡んだが、得点には至らなかった。「ゴールに向かう回数は大学選抜の方が多かった。そこは課題に感じる」と反省が口を突いた。

　１本目にセンターＦＷで出場した“和製ハーランド”ＦＷ中島大嘉（１９）も片鱗は示したが無得点。「必ず１試合に１点は取れるようにならないといけない」と貪欲にゴールを求めた。

　ＧＫ以外を全員入れ替えた２本目に、大学選抜のＭＦ倍井謙（関西学院大３年）とＭＦ落合陸（東京国際大４年）にゴールを許し、チームは完封負けを喫した。日本代表の森保一監督（５３）も視察した合宿総仕上げの一戦は消化不良に終わった。