J1柏4失点で3連敗 アキレス腱断裂から復帰戦のネルシーニョ監督は「順調に回復」

 後半、試合を見つめる柏・ネルシーニョ監督(右端)ら
 左足のアキレス腱断裂後、初めてベンチ復帰した試合後の会見に応じるネルシーニョ監督
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 「明治安田生命J1、柏1-4鳥栖」(29日、三協フロンテア柏スタジアム)

 柏は前後半に2失点し、計4失点で今季初の3連敗となった。ネルシーニョ監督は公式戦4試合ぶりのベンチ復帰となったが、勝利で飾ることはできなかった。

 この日の試合後会見には左足が固定された状態で松葉づえをつき会見場に現れ、「前半の入りが非常に良くなかった。そこを引きずった形で立て続けにミスが続いた。後半の内容については前半の延長上にあるようなゲーム内容」と厳しい表情で振り返り、自身の負傷の状態については「順調に回復しています」と強調した。

 ネルシーニョ監督は左足アキレス腱(けん)断裂により手術を受け、13日のルヴァン杯・鳥栖戦から3試合ベンチに入らず、17日の京都戦からスタンドで指示を送るなどしていた。

 試合は前半27分にロングスローから先制点を許し、同45分にセットプレーから追加点を奪われた。後半開始から2月に右膝半月板損傷の手術後、復帰戦となったMF武藤雄樹とDF北爪健吾を投入し攻勢を強めた。同10分にはその武藤の放ったシュートに反応したFW細谷真大がコースを変える形で押し込み今季4点目で1点を返した。

 反撃ムードの高まっている状況だったが、同19分に左サイドから崩され得点を決められた。今季初のリーグ1試合3失点。さらに同38分にも4点目を入れられた。ネルシーニョ監督は「あの(前半の)時間帯で2失点くらってしまうと当然ながら相手も勢いづきますし、ハーフタイムで2枚を替えて後半は少し持ち直したと見ていたが、流れがうちに来て2点目もいけそうだと言うときに、立て続けに失点を許してしまった」とペースをつかみきれなかった。

 降りしきる雨の中、最後まで取り返すことはできずホームで力尽きた。鳥栖に対してはリーグ戦に限れば2020年から5連敗となった。

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