C大阪の新8番・乾貴士「特別な背番号」 監督からは“15点に絡め”指令

宮崎キャンプでランニングするC大阪MF乾(左)とDF山下(セレッソ大阪提供)
今季から「8番」でプレーするC大阪MF乾(セレッソ大阪提供)
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 J1C大阪のMF乾貴士(33)が4日、宮崎キャンプの打ち上げを翌日に控え、オンライン取材に対応。今季からクラブの象徴である背番号「8」を背負う乾には、小菊昭雄監督(46)から15得点への関与を指令された。

 昨年11月に右膝軟骨損傷の手術を行い全治2カ月と診断された乾だが、計画通りチーム始動日から合流。「膝はまったく問題ない」と明言した。一方でキャンプでの手応えについては「攻撃の部分では特に違いを見せられているわけでもないですし、アイデアや攻撃に得点に関わっていくというところを増やしていかないといけない。そこが今はまったくできていない状況なので良くしていかないといけない」と課題を強調した。

 固定背番号制が導入された97年以降、昨季までC大阪の8番をつけた選手は森島寛晃、香川真司、清武弘嗣、柿谷曜一朗の4人だけ。乾が“5代目”となる。「セレッソが大好きな気持ちというのは本当に他の選手にも負けていないと思っている。そのチームで特別な背番号を背負うということはやっぱり責任も大きいですし。覚悟持ってやっているところがあるので、結果として出していければ」と思いを語った。

 小菊監督も8番に対する期待は大きい。乾が自身の仕上がりに納得していないことについても「貴士は昔から本当に自分に厳しく、高い意識で取り組んできた選手。現状には満足していないのかもしれない」と察しながらも手術明けの急速な回復を明かす。当初の予定では現状では練習試合で30分程度の出場を想定していたが、すでに60分のプレーをこなしている。「大きなけがをして手術もした状態ですので、貴士の焦る気持ちに少しブレーキをかけながらやっていきたい」とセーブすることを考えている。

 乾とは3日に話し合い「今シーズン、リーグ戦で15点。得点もしくはアシストで数字を具体的に提示しました」と目標値を伝えた。「チームの成績にも、もちろん反映してくる」。新8番の活躍が今季のC大阪の命運を握る。

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