C大阪・小菊監督 昨年手術の乾の順調回復明かす「痛みがまったくない状態」

 J1C大阪が23日、宮崎キャンプをスタートした。小菊昭雄監督(46)はオンライン取材に応じ、昨年11月に右膝軟骨損傷の手術を行った元日本代表MF乾貴士(33)の順調な復帰を明かした。

 昨年8月にC大阪に10年ぶりに復帰した乾は11月15日に痛みを抱えていた右膝の手術を行った。シーズン中に手術に踏み切った理由について翌シーズンの始動に間に合わせるためで、予定通りに復帰。小菊監督は「彼が日本に帰ってきてから満身創痍の中、常にどこかに痛みを抱えながら昨シーズンはチームのために戦ってくれた。今回の手術でそういった痛みがまったくない状態で今復帰できています」と説明した。

 乾は今季の背番号を「23」で一度発表した後に、C大阪の象徴である「8」に変更した。「相当の覚悟でいろんな思いを背負って背番号を変更したと思う。セレッソの歴史をずっと見てきた選手ですし、勘案してきた選手。その強い思いとけがが癒えたことで、チームの先頭に立って自分が引っ張るんだという気持ちを前面に出してくれている」とリーダーシップに期待した。

 また、C大阪では14日の始動後にDF瀬古歩夢(21)がスイス1部グラスホッパーに完全移籍した。守備の中心選手を突然欠いたことについて小菊監督は「(西尾)隆矢が歩夢とともにジュニアユースの時から成長してきたという思いを背負って、さらにチームを引っ張ってほしいという思いがひとつ。もうひとつは山下、鳥海、進藤と本当に素晴らしいCB陣が競争しているので、それを加速させながらチームを構築していきたい」と現有戦力で対応していく考えを示した。

 チームは16日から21日まで予定していた沖縄キャンプを新型コロナの感染拡大の影響で中止とし、大阪市内の練習場で1週間ほど調整した。この日、宮崎入りし、5日までキャンプを行う。感染対策として宿舎内でも部屋の往来などを禁止している。

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