W杯カタール大会アジア最終予選・サウジアラビア戦(2月1日・埼玉スタジアム)に臨む日本代表は30日、千葉県内で冒頭15分を除き非公開で調整した。練習前にはDF長友佑都(35)=FC東京=がオンライン取材に対応。自身のプレーに対する厳しい意見が出ていることに対して「ありがたい限り」と歓迎した。長友と左サイドバックを争うDF中山雄太(24)=ズウォレ=はスタメンへの意欲を示した。
長友は終始ポジティブだった。「ありがたい限り。みなさんからの厳しい批判や意見の中に自分を成長させるチャンスが眠っていると感じている」と歓迎した。
W杯4大会連続出場を目指すベテランが知る日の丸の重み。「日本代表を背負っている以上、ダメなら批判されて当然」と覚悟する。「どんどん批判してもらっていいんですが、この局面を打開した時には2022倍の称賛でたたえていただけたら。2022倍で!」と笑いを誘った。
最終予選全7試合に先発も、最近は6戦連続で途中交代。27日の中国戦(埼玉)では交代した中山が伊東の得点をアシストした。「競争がないと人は慢心してしまう。彼みたいな若くていい選手が出てくるのは僕にとって本当にありがたい。エネルギーがより一層心底出てくる」とこれにも前向きだ。
ライバルの出現。それでもアシストを決めた中山に駆け寄り、抱きしめて祝福した。「純粋に日本代表として勝ちたいんです。W杯に行きたい。そこに僕は大きな夢を描いている。だから彼がアシストした時も純粋に喜べる」と思いを明かす。
ネット上での批判には「まだまだ中途半端」とも指摘する。「インターネットの世界だけでなくテレビでも取り上げられるくらいでないと、ファンは増えていかない」と寛大に受け止める。
欧州での11年間で痛烈な批判も経験してきた。そこから復活する選手の姿も見てきた。「そのストーリーを自分自身作ることができるように。そこが本当の意味で感動させる部分なので」。逆襲のシナリオを秘めている。