伊東純也 3戦連発&PK弾“アシスト” プロ入り7年で無縁だった代表…今では欠かせない存在

 後半、チーム2点目を決めた伊東(14)を祝福する日本代表イレブン(撮影・棚橋慶太)
 前半、先制のPKを決める大迫
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 「W杯アジア最終予選、日本2-0中国」(27日、埼玉スタジアム)

 B組の日本は中国を2-0で下して本大会出場圏内の同組2位を堅持した。前半13分、FW大迫勇也(31)=神戸=が相手のハンドで得たPKのチャンスをきっちり生かし、右隅に先制ゴール。後半16分にはDF中山雄太(24)=ズウォレ=の左クロスからFW伊東純也(28)=ゲンク=が3試合連続となるゴールを頭で決めて突き放した。残り3試合。2月1日には埼玉スタジアムで首位・サウジアラビアとの大一番に臨む。

 もはや森保ジャパンの攻撃には欠かせない存在だ。伊東が日本代表史上4人目となるW杯最終予選3戦連続ゴールを成し遂げた。

 全2得点に絡んだ。前半には中国DFのハンドを誘発して大迫の先制PKをお膳立て。そして後半16分、勝負を決める追加点を奪う。DF中山の左からのクロスを、ゴール前でマークを外してヘッドでたたき込んだ。「雄太からいいボールが来たので、ふかさないように合わせるだけだった」。昨年11月のベトナム戦、オマーン戦に続き、ゴールを決めた。

 最終予選3戦連発は1994年米国W杯予選の三浦知良、98年フランスW杯予選の呂比須ワグナー、2018年ロシアW杯予選の原口元気以来、4人目。「自分は得点するタイプではないので結構驚いている」とチャンスメーカーを強調するが、決定力は増している。「毎試合ゴールには絡んでやろうと思っているので、それが結果として出ている」と要因を探った。

 公立の神奈川・逗葉高から神奈川大を経て15年に、22歳でプロキャリアをスタート。そこから7年、無縁だった代表、そしてW杯が現実の目標となっている。「ポジション的にも、年齢的にもいい時期だと思うので頑張りたい」と意識する。

 気持ちは5日後の大一番、サウジアラビア戦に向いている。0-1で敗れた昨年10月のアウェーでのサウジアラビア戦は累積警告で出場停止。チームのために何か貢献できないかと、練習ではボール拾いなど裏方作業を率先して行った。そしてスタンドで敗戦を見届けるしかなかった悔しさは忘れていない。

 サウジアラビア戦では原口の持つ4戦連発の日本記録に挑む。「もちろん自分が決めたい気持ちもあるが、チームが勝つことが優先」。5連勝を目指して奮闘する。

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